ミャンマー技能実習生の採用について

ミャンマー技能実習生に関する弊社送り出し機関の取り組みを紹介します。
逃亡失踪対策から日本語教育・生活教育まで、
ミャンマーの国民性を尊重した弊社独自の取り組みを御覧ください。

外国人技能実習制度とは

外国人技能実習制度とは、発展途上国の方が日本の技術を学び、
その技術を本国へ役立てるための制度です。
技能実習生は最初1年、試験に合格すれば追加で2年、
また試験に合格すれば2年の、最大5年間可能になります。
対象となる職種はJITCO(国際研修協力機構)のサイトより確認できます。
近年こちらは拡大傾向にあり、様々な職種が認定されています。

JITCOロゴ

送り出し機関ライセンスに関して

■機関名:Rakhita Co., Ltd.
ミャンマー政府認定送り出し機関として、OTITのミャンマーの送り出し機関一覧の95番目(旧番号75番目)に登録されております。

逃亡失踪対策について

逃亡失踪対策は、実習生を採用する際に最も重要となる点です。
「何が何でも絶対に逃げたらだめだ!」と繰り返し言うのは簡単です。
しかし、これに本当に効果があるのでしょうか。
また、実習生の親族に対し、保証金と称して逃亡した際の
罰金を支払う契約を結ぶことは禁止されておりますし、
弊社もこれを対策として実施することはありません。

なるべく実習生本人が心から納得し、関係者の皆様全員が
安心して実習を見守れるよう、以下を逃亡失踪対策の方針として掲げております。

・難民申請法が改正になったことを周知

難民申請法の改正はミャンマー語訳版も配布されています

20~30年前、留学生として日本に渡航したミャンマー人が
難民申請をして日本に在留することは珍しくありませんでした。
確かに当時のミャンマーの情勢を考えると、
難民申請は法的にも違法ではありませんでした。

私にも、当時日本に不法滞在していたミャンマー人の友達が多くいます。
長く生活していた分、非常に日本語が堪能で、ある意味日本人より日本人らしい考えを持ち
ミャンマーに戻ってからは大手日系企業の役職に就いていたり、
自ら会社を立ち上げたりと、非常に多くの成功者がおります。

日本でいくら稼げただとか、生活には何も困ることはないだとか、
その当時の噂が独り歩きし、とりあえず日本に入っちゃえ、後は難民申請しよう、
そう考える実習生も少なからず居たのは事実です。

しかし、平成30年2月より難民申請法が変わり、
実習生の失踪後および実習終了後の難民申請は不可能となりました
法務省から各国語版が配布されており、これを周知しています。

知り合いの行政書士の先生方に尋ねてみても、現在は難民申請を行う行政書士は
ほぼいなくなったそうです。(一昔前は小遣い稼ぎにちょうど良かったとのこと)

難民申請は実習生の日本語レベルでは決してできるものではありませんし、
それを手伝う方もいないのであれば、難民申請は相当の数が減ると見ています。

・特定技能ビザが始まり更にチャンスが拡大

「特定技能ビザ」が新設されることも実習生の将来にとって重要です。
未定な点も多くありますが、現時点では就労する外国人に対し
「日本人同等もしくはそれ以上の給料」の支払いが義務付けられております。

特定技能ビザの申請要件として、
・日本語能力および専門試験を合格すること
・実習生2号を修了していること
上記のどちらかを満足すること、という条件が決まっています。
本人の将来設計を考えた上で実習をやり切ることの価値を伝え
実習先から逃亡し、目先の欲に流されることが
自分の将来にどれだけ悪影響を及ぼすかを教育しております。

・実習生本人負担を適正額で送出

送り出し機関としての事業をボランティアでやっているわけではありませんので、
ビジネスとしての側面もあるのは事実です。
養わなければならない家族もいますし、返さなければならない奨学金もあります。
しかしながら、貧困国のミャンマー人から過度にお金を巻き上げるほど
私達は落ちぶれてはいません!

ミャンマーでは送り出しに伴う実習生本人が負担する手数料は、
2,800USD(税金として+140USD)、日本円にして約30万円が法的に定められています。
実習生の負債額は逃亡リスクに関係します。
総額6000USD、酷いときには10000USDを超える手数料を支払った状態で実習すれば、
逃亡もやむを得ないのかもしれません。

ときおり、「どうせそんなこと言って別名目で取ってんだろ」と
言われることがあります。
無いものは無いというか、悪魔の証明というか、本人に確認していただくしかありません。
健康診断もビザ申請費もすべて手数料の中から支払いをしています。
と、書いていて思い出しましたが、バス代は本人負担でしたので、
別名目で取っていると言われれば取っています。(片道約15円)

入国前の教育

入国前に、日本語からビジネスマナーまでしっかりと教育いたします。
入国までに覚えて欲しいスキルがありましたらお伝え下さい。

日本語教育について

日本語検定で目指す水準

日本語検定のレベルとして、下記の水準を目指します。
・介護実習性であればN3取得前後
・その他職種であればN4取得前後

カリキュラムの特徴

「仕事が出来るレベル」とは日常会話や仕事の作業指示を理解し、
問題があれば上司に報告し指示を仰ぐレベル、と定義しております。
従って、弊社のカリキュラムでは、
漢字の”書き”や、「て・に・を・は」の厳密な使い分け、
時計の読み方(四時をよんじ、十分をじゅうふん等と読んでしまう問題)などは
それほど重要視しておりません。

ミャンマーの一般的な日本語学習スタイル

一般的なミャンマーの方のN5・N4レベルの日本語の学習において、
文字・語彙を集中して勉強する傾向にあります。
(ミャンマーの教育システムが丸暗記の詰め込み教育がベースなので
 文字・語彙の学習はその方法で勉強しやすいことが理由と見ています。)

しかし、文字・語彙を集中して勉強しても、発音とリンクして
覚えていなければ使い物にはなりません。
また、他の日本語学校では、聴解の勉強を一切実施しない所もあります。
試験に合格する目的であれば最適化された作戦かもしれませんが、
その状態ではN4を合格したとしても、まったく日本語ができないのに等しいです。

弊社での教育の取り組み

N5を3ヶ月、N4を3ヶ月、合計6ヶ月で「みんなの日本語」が
完了するプログラムで運用しています。

また、面接合格後から再教育を実施いたします。
日本語教育のスタートとして、まずは聴解の徹底的な練習から取り組みます。
理由として、仕事でのコミュニケーションは、まず「聞くこと」から始まるからです。
聞いて理解できなければ何もできません。
5W1Hを念頭に、N4レベル、時にはN5レベルの教科書からやり直しをします。
聞いてわかるようになれば、後はそれを真似して口にだせば、
会話はなんとか成立していきます。
実際の仕事では、聞き手が日本人なので、最初は下手な日本語でも
時が経つに連れ上達していきますし、
日本人の側でも「ミャンマー人の日本語」に慣れ、意思疎通がスムーズになります。

個人的な経験からすると…

私の個人的な経験からしても、前職ではアメリカに1年赴任し、
現在はミャンマーで3年ほど生活していますが、結局は上記と同じです。

アメリカでは、事前に相当勉強して臨みましたが、ネイティブの会話が
わからなさすぎました。
上司の言っている言葉が全くわからなかったので、
冗談ふくめて「Could you speak English?(英語で話してもらえますか?)」と
聞いたら失笑されたのを覚えています。
しかし、事前に勉強した”型”があるので、理解ができるようになるまで
それほど長い期間はかかりませんでした。
あとはネイティブがよく使う文型があるので、それを真似して話せば
一通りの会話に困ることはありませんでした。

ミャンマーでは逆に、ほとんど何も勉強せずに来ました。
幸いにも日本語を話せる人が多かったこと、英語も割と通じることから
大きな苦労はありませんでした。
しかし、割とミャンマー語で会話ができるようになった今、
どうしてもっと早くから勉強して来なかったんだろうとの後悔があります。
なぜなら、会話ができるようになると生活の面白さが格段に違うからです。
会話ができるようになると、もっと知りたい、やってみたいと思うことが増え、
その国への愛着が増します。

最初の2年は本当に何もミャンマー語がわからず生活しました。
注意深く会話を”観察しながら”聞くことで、
なんとなく全体の”会話の輪郭”が見えてきます。
それを続けていると、単語がはっきり聞き取れるようになり、
一個ずつ意味を拾っていくとやっとわかるようになった、
これがミャンマー語の理解までの個人的な経験です。

実習生には、私がアメリカとミャンマーで経験した”良い点”を学び、
”反省点”を繰り返しては欲しくありません。
やはり事前にしっかりと聴解から勉強し、会話ができるようになり、
日本の友達を作り、その国の文化に興味を持ち、仕事もエンジョイしてほしい
そういった想いで教育を実施しています。

結局一番大事なことは

ミャンマー人に限りません。外国語で会話しようとする人は誰でも同じです。

・間違えてもいいから恥ずかしがらずに自分の言いたいことを伝えること
・わからない場合は素直に聞き直すこと

これができるように教育に取り組んでいます。
しかし、これが本当に難しいです。
私もいまだにわかったフリをしてしまうときがあります。(よくあります)
どうしても、最初は特にミスコミュニケーションが起こってしまうかもしれませんが、
どうか辛抱強くご指導いただければ幸いです。

生活教育について

日本のビジネスマナーをしっかり教えます。
集合時間の10分前に着くことは、当然ミャンマーでは常識ではありません。
しかし、なぜ日本ではそれが常識なのか、
守らなければどうなってしまうのかをしっかり教えれば理解してくれます。
その他、ごみの分別、公共交通機関の乗り方、交通ルールなども教育します。
自分で使った教室の掃除も各自で行っています。

時間厳守について

これはミャンマーだけではありませんが(開き直っている訳ではありません)
どうしても教育の序盤は苦戦しています。

近年、ヤンゴンではますます車の量が増えています。
(お金の無いはずの国なのにどうして?というリアクションもよく聞かれます。)
立体道路もほとんど無く、交通量が多いため、遅刻もやむなし!というのが
ミャンマーの一般的な考え方です。

もちろん日本ではそうは行きません。
日本では時間を守ることが常識なのは、みんなFacebookなどの情報で知っています。
しかし、それがどうしてかという点までは踏み込んで理解していません。
人との約束を守る・信用されるためには基本中の基本であること、
時間さえ守れない人間に仕事を任せられる訳がないという考え、
遅刻した場合どうなってしまうのか、遅刻したらどうすればよいのか、
そういった点から教育しています。

面接の日などで絶対に遅れないで下さいと言うと
1時間以上前に来る人がいるのはご愛嬌といったところでしょうか。

報連相について

遅刻の教育より難しいのはこちらかもしれません。
教育実施前はとにかく説明が下手です。
主語が無い、目的語が無い、いつかわからない等といった報告となります。
目上の人に提言するという事は良くないという文化でしたので(今は変わりつつあります)
そもそも上司に報連相を実施することに緊張してしまいます。
上記の遅刻の際に合わせて報連相の実施を徹底しておりますし、
また、教育するテキストに報連相の練習ページもありますので、
ケーススタディによる教育を実施しています。

そもそも、日本人でも、新卒では満足に報連相はできないのではないでしょうか。
(私もよく報連相が下手で怒られました)
教育は実施いたしますが、報連相に関して100点満点という評価をいただくには
入国までの期間が短すぎます。
もしわかりにくい報連相が届いた際は、可能な限り丁寧に聞いていただければ幸いです。
怖い顔、威圧的な態度、乱暴な言葉遣い等では萎縮してしまい、
次回以降の報連相のクオリティが更に下がってしまうかもしれません。
最悪、怖いからやめておこうという発想につながる恐れもあるので、
なるべく優しくご対応いただければ幸いです。

その他ミャンマーの生活習慣について

電話の際、自分の名前を名乗る文化?はありません。
 一家に一台、家の電話が無い状態のままスマホが普及したため、
 「電話をかける際は自分の名前を名乗るのがマナー」という常識が無いのです。
 弊社にもミャンマーの方から各種問い合わせの電話が多く入りますが、
 話の本題から入られるため、スタッフが名前を聞き返すやり取りに正直イライラします。
 これは教えればすぐに理解してくれますが、念の為ご承知おきください。

・全員では無いですが、何か考える時に舌打ちをする習慣があります。
 態度が悪いなどの訳ではなく、本人は質問に対して真剣に考えています。
 当然、日本ではこれは失礼に当たりますが、いかんせん本人は真剣に考えているため
 ミャンマーで生活している身としては、なかなか厳しく注意しにくいのが本音です。
 もちろん教育はいたしますが、もし日本で舌打ちを耳にした場合、
 やんわりと注意してあげてください。

・全員では無いですが、ニンニクが大好きです。
 例え混雑しているバスに乗ろうが、ニンニクの口臭は気にならないようです。
 当然、日本ではこれは失礼に当たりますが、いかんせん本人は喜んで食べているため
 ミャンマーで生活している身としては、なかなか厳しく注意しにくいのが本音です。
 もちろん教育はいたしますが、もし日本でニンニク口臭が香った場合、
 やんわりと注意してあげてください。

 

詳細はこちらの記事も合わせてご確認ください。

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